「脱成長」特集の表紙で世界10月号を買ってよみました。
特に面白かった高橋純子「朝日」編集委員の「首が〝へし折れる〟ほどの金メダルをあなたに」が面白く笑い転げたので紹介します。
●東京五輪で日本選手団のメダル獲得は58個
▲新型コロナ新規陽性者はオリンピック開会日の7/23に4204人→ 閉会日8/8日は1万4457人に。
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高橋氏、無責任な政治家の祭典「無責任ピック」の国内予選が開催されたとして、安倍晋三と菅義偉、どちらを一番高い表彰台に立たせるべきか?---「首が〝へし折れる〟ほどのどでかい金メダルを」差し上げたいか、悩む、と、書き出す。
安倍前総理は、「私はかねがね、半世紀ぶりに、夏季のオリンピック、パラリンピックが開催される2020年を、未来を見据えながら日本が新しく生まれ変わる大きなきっかけにすべきだと申し上げてきました。かつて、1964年の東京五輪を目指して、日本は、大きく生まれ変わりました。その際に得た自信が、その後、先進国へと急成長を遂げる原動力となりました。2020年もまた、日本人共通の大きな目標となっています。新しく生まれ変わった日本が、しっかりと動き出す年、2020年を、新しい憲法が施行される年にしたい、と強く願っています」--と、2017年の憲法記念日に、改憲派集会にメッセージを送っている。 →思い出した~。
今から振り返ると、現在の自民党の状況は甚だ無残。
緊急事態条項を憲法に書き込みたい自民党だが、昨年、今年の新型コロナ緊急事態には、あたふた、右往左往するばかり。憲法どころかまともな政策、法律すら作ることができず、後手後手の対応ばかりで感染拡大と犠牲者を多数生み出し。
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対する菅首相に高橋氏は、
「首相の責任とは何か。第一は説明することである。しかし、菅は言葉を『つかえない』。「人流は抑制されている、ワクチン接種の効果が出ている、安心・安全な大会に向けて努力するーーなどの定型文を使い回すだけ。そして
「やめることは一番簡単なこと、楽なことだ」「挑戦するのが政府の役割だ」と、ウォールストリート・jの質問に答えた。
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まとめ部分で、高橋氏、
表彰台がもう一つあいているから、、誰に?-
さて? 誰でしょう。 オリンピック招致を早くから叫んだ知事たちです。
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閉めは、「屈服に屈服を重ねて無謀な戦争に突っ込んだ、80年前の歴史から私たちはいったい何を学んだのだろう? 何度でも何度でも、あの「失敗」に立ち返り、学び、考え、自らを鍛え続けなければならない」とまとめる。
敗戦から学んでいない、というよりも、戦争を始めた過ちを学んでいない、主権者国民が。
戦争を起こした連中は、米国によって傀儡として権力につかされたから、反省などするはずがない。医療、文部、報道、司法、警察機構、ほとんど戦前の体制と人事を引きついでいる。
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しかし時代は変わりつつある。やがて欧米のように「Z世代」が日本においても影響を広げる可能性がある。それを促進することが私たちの役割。