海外旅行には、一回も行った事がないので、1回ぐらいは…とカミさんと話していたが…。
行くならば、北欧にいってフィヨルドを見てみたいと思ったが、カネと期間の関係で難しいか…。
ならばスイスぐらいに行って山を見るのと、氷河後退の現状を見てみたい気もしていた…。
カミさんには悪いが海外旅行はやめにしよう。
これから飛行機には、乗らない事にしようと思う。
どうしても行きたい外国があるわけでもない。
昨年、グレタさんは、国連・米国に行くのにヨットを利用した。
帰りも、スペインのCOP25に立ち寄るため太平洋をヨットで渡った。飛行機に乗らない事は、実質的な環境負荷よりも、本人の信条による象徴性にあると思う。そんな姿をニュースなどで見て、「そうね…」程度に見ていた。
でも、グレタ本を読んで、ちょっと思いを変えた。海外に行くなら、せいぜい韓国に船で行くぐらいか。
東京に仕事で行くことがあるかもしれないが、新幹線を使う事にしよう。
沖縄に行く必要があるとすると、どうするか? 船では行けまい。
南西諸島への自衛隊の基地建設の関係で、調査や現地の人たちの話を聞くため、石垣や宮古島や与那国に行ってみたい気がする。
とりあえず、そんな時以外は、飛行機に乗るのをやめるとしよう。
グレタさんの母との会話はこうだ。たぶん14歳か15歳の頃。(本より引用)
グレター「ママのような有名人と環境の関係って、ジミー・オーケソン(極右党首)と多文化社会の関係みたいなものね」
母- 「そうはいっても、私だって病気になるかもしれないし、人気がなくなるかもしれない。そうしたら一銭もお金が入らないのよ」
グレター「気候のために立ちあがった有名人がいる?世界中を飛び回る贅沢さを捨て去る覚悟があると言った有名人がいる? ひとりでもいるなら名前を挙げてみて」
母ー 「ほかのことのために闘っている人はいるわ」
グレタ―「じゃあ、彼らが闘っているものを何か挙げてみて。気候危機って、未来を修復できない核戦争みたいなものだけど、それ以外の事で何を?」
グレタの母は、有名なオペラ歌手。3年前に日本に来て歌を歌いテレビの収録をしていた。その時の母のインスタグラムの写真を見ながらの会話のようだ。
ストックホルムと東京間の総往復フライト時間は約25時間。その間の二酸化炭素排出量は、5.14トンらしい。
バングラシュッシュ人の1年間の二酸化炭素の平均排出量は0.5トンだそうだ。
二酸化炭素排出量の多い私たちの仕事や旅行が原因で、バングラディッシュの人たちが海面上昇で土地を追われ、猛烈なハリケーンに襲われる。彼らと彼らの子どもがちに、なんの罪があるだろうか。未来の子どもたちにも。
そんな事実を認識すると、平気ではいられない。加害者の立場にいる事を知った以上、できるだけの事はしたいと思う。いわゆる〝飛び恥″
認識すらできない大人がいるとすれば、それは不幸な事だろう。