長く観測されつづけているハワイ島・マウナロア観測所で今年5月11日に二酸化炭素濃度が415.26ppmに
達したと報告した。恐るべきことだ。
二酸化炭素濃度415PPmを超えた。
400万年ぶりに南極で二酸化炭素濃度が400ppm到達、観測史上最高濃度に
400万年ぶりの高濃度、が及ぼす気温上昇と、海面上昇と、急激すぎる変化による生態系破壊は想像すらつかない。
IPCCがめざす産業革命以来1.5℃にとどめる目標は絶望的だ。2℃以下もムリになってきている。2℃以下は450ppm以下が目安とされてきたが、あと35ppmしかない。温室効果ガスの排出レベルが予想以上に高すぎる。それにともない気温上昇も予想以上に大きい。
化石燃料を燃やす直接的な排出も増えているが、農地開拓など、熱帯雨林の伐採、食肉業の増大なども大きな排出源となっている。加えてフィードバックにより、自然からの排出がこれから抑えられないほど大きくなる。
北極の海氷面積も現在、極端に縮小した2012年9月16日の317万㎢(グラフ-JAXA)に近いカーブで縮小し続けている。黄色の線・1980年代の半分以下の水準だ。