人の心臓の鼓動にも似て、地球も鼓動しています。
大きなサイクルで言えば、氷期と間氷期。（グラフ-心電図と数万年間の気温変化）
約１０万年サイクル。有名なミランコビッチサイクル。
太陽とのからの距離、自転軸の傾き、自転軸のブレの歳差運動が重なって、北半球の高緯度の太陽光が弱まった時に、夏の氷が融けずに氷床が拡大する。
最終氷期が終わり間氷期がつづいて１万数千年なので、もうそろそろ氷期に入る時期らしい。
でも最低５万年ほどは、氷期に入らないようだ。
産業革命前まで２８０ppm以下だったＣＯ２濃度が、今や４００ppmを超えて増え続けているからだ。地球気候学-安成哲三著より）
現状程度の気温がつづけばいいが、人類活動により地球の平均気温が来世紀初めには、４〜５℃と高まる可能性が高い。海水温上昇、海面上昇、海洋酸性化も進む。
新しい地質時代「人新世」は、地質学的に見れば瞬間も瞬間、あっという間に終わるだろうが、はたしてどんな結末か。
温室効果ガスの排出が次の「氷河期を遅らせた」？
