米朝会談が開かれて共同声明が発表された。
極めて歴史的な事だ。このままの流れでいけば、大きな変化をもたらす。
まずは、思いおこした方が良い。わずか半年前まで、今にも戦争しそうな勢いで、空母、ミサイル発射で脅し罵り合っていた2人。
「朝鮮戦争はなぜ終わらない」(本の表紙)が終わるとなるとこれは本当に歴史的な事だ。中間選挙対策としても、トランプ大統領にノーベル賞をあげてもいいと思う。送ったビデオも良いメッセージだ。
日本の報道は、歪んでおりNHKなどは、安倍政権の支持率浮揚に貢献する内容だ。
?戦争終結、平和協定に進む事は冷戦の終結を意味する。これは重大な事だ。
さらに日本にとっては、植民地支配の清算を意味し、韓国と同様に賠償へとつながる。
これはもっぱら「国交正常化」「経済援助」としてしか語られていない。
戦争の歴史への反省なさがマスコミの一般的な報道になっている。
拉致問題は交渉しつつも、そのあとになるだろう。圧力一辺倒で小泉政権と違い、対話を拒否してきた安倍政権だが、トランプ頼みの拉致問題解決で、支持率は多少あがるかもしれない。そんな報道ばかりだ。
?核・ミサイル問題―これは時間がかかっても問題ない。それより米国を始めとした核兵器保有国の、実戦配備済みの核こそ、先に問題にすべきだ。
向こうから自国に飛んでくる核はダメだが、こちら側から向こう側に飛ばす核もダメだ。
北朝鮮にとって、体制保障、平和協定ができれば、核により抑止は必要なくなる。