サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

肉団三勇士―目達原駐屯地

 昨日、オスプレイ集会に参加する前に、陸自目達原駐屯地によってきました。
 でも、外周を回ってもヘリコプターは見えず、駐屯地の入口に立ち寄って写真を撮っただけです。
 2月に、AHヘリが民家への墜落し、隊員2名が亡くなる痛ましいことになりました。
 危うく難を逃れた女の子、いまはどうしているでしょうか。心配です。
 どうやら米軍も自衛隊も、新兵器に金はかけるけど、整備や部品の予算は減らしているようです。なのでしょっちゅう事故を起こす。今日も米軍F15戦闘機が墜落した。
 実は目達原駐屯地には広報資料館があります。
 HPに、「ムムム?」なものを見つけました。  肉弾三勇士
 引用すれば⇒「『肉弾三勇士』は、昭和7年1月の上海事変勃発に伴い中国に出征、2月22日、中国軍が配備する廟行鎮を攻撃するため、その前面の鉄条網の処理を命ぜられ、猛烈な弾雨の中、火のついた破壊筒をかかえて身を捨てて突入し、壮絶な戦死を遂げた、江下武二、北川丞、作江伊之助の3名の旧帝国陸軍第18独立工兵大隊所属の一等兵で、戦死後、全員が2階級特進して工兵伍長になった」(前後略)
 さらに「隊員の精神教育の場として、また、来訪者に国防の重要性を認識していただく場として活用できるよう、広報資料館に展示することとなった」とある。(写真はHPより)
 ちょっと驚きますね。
 9条憲法下の自衛隊に、侵略戦争の自爆攻撃を賛美するの像が堂々を建てられているなんて…。
 はたして江下伍長さん、歴史に事実に照らして、こんな事を喜んでおられるだろうか?
  爆弾三勇士(肉弾三勇士)ウィキペディアをご覧ください。
  当時の新聞見出しとして、
 「帝国万歳と叫んで吾身は木端微塵」(東京朝日新聞
 「肉弾三勇士の壮烈なる行動も、実にこの神ながらの民族精神の発露によるはいうまでもない」(大阪朝日)
 歌、映画、歌舞伎、演劇などもつくられ「弔慰金」が相当あつまったそうだ。そして、後年の特攻隊につながっていくのだろう。死の「美化」が軍国主義の支柱だ。
 しかし戦争指導者・家族らは、そんな死に方はしない。