ハワイにあるスクリップ海洋研究所によると、4月平均のCO2が観測以来最大の410ppmを超えた。 驚くべき事態だ。 気候変動の向こう側 より紹介する
観測をはじめた60年前の1958年の4月の平均CO2は317ppmで、29%上昇している。産業革命前の280ppmからは47%増加したことになる。
最近は濃度上昇が加速しているようで、あと十数年で450ppmを突破しそうです。
地質時代をさかのぼって300万年も前、CO2が400ppmだった頃、世界の平均気温は、産業革命以前と比較し、2〜3℃上昇し、海水面は6メートルも高かったとされています。
現状のまま温室効果ガスを排出し続け、あと30年程すれば、500ppmに達すると予測。500ppmとなると時代は更にさかのぼって、1400〜2300万年前の平均気温4℃に上昇して、南極大陸の氷床が急激に融解して、海面が40メートルも上昇した時代の相応すると言われています。
過去のできごとは、CO2上昇も気温上昇も海水面上昇も数万年数十万年かけての変化である。いま人類が行っているCO2排出による変化は、過去の自然変化に比べれば、瞬間的といえるほど急激な変化を及ぼしている。
私が生きている間に、北極海海氷の消滅など、とてつもない変化が起きそうです。フィードバックで悪循環に陥る。
人類が加える惑星の改変で「未来社会」はとんでもない事になっている、と予測される。
子どもたちに、未来はない。奪っているのは、今を生きる大人。
生産関係より(同時に)、廃棄関係を、持続可能に改変しないと、多数の生物種を絶滅に追いやりながら自らも絶滅危惧種になりさがるだろう。AI時代なのに、なんということだろう。