サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

北朝鮮、核放棄寸前だった

 6日不時着したヘリをCH53ヘリで釣り上げて移動させた今日、また、沖縄で米軍ヘリが不時着した。
 空から物は落とす、墜落する、不時着する。住民の安全保障はどうなっているのか? 県民は怒り心頭だろう。
 さて、北朝鮮問題。正月そうそう、金正恩氏とトランプが、核ミサイルのボタンの大きさを比べあったりで、あきれていたが、ここにきて、南北の対話が実現する運びだ。
 核もミサイルもすてろ。  両方とも! 両国民ともです!
 「熊日」(共同)1日付に重要な記事が載っていた。遅ればせながら紹介したい。報道されてきたこれまでの北朝鮮認識と違うからだ。見出しは、
北朝鮮、核放棄寸前だった 米元国防長官 クリントン政権時に
 90年代の朝鮮半島危機の時、米国防長官だったペリー氏の証言だ。過去ブログ
 現状で、米国が攻撃すれば「50%の可能性で核戦争になる」とし、米国の対北朝鮮政策を「米史上最大の外交的失敗」と表現したようだ。
 つまり北朝鮮は、核放棄寸前までいったのに、米国の政策が変わったことに今の危機の源流があるとする。
 ペリー氏が99年に平城を訪問、翌年には両高官の相互訪問が実現、クリントン大統領は合意に前向きだったし、金正恩総書記もその可能性があったと証言。
 しかしその路線は継承されなかった。大統領が共和党のブッシュ氏に代わり、北朝鮮をイラン、イラクをならんで「悪の枢軸」と罵倒、イラクを攻撃し、フセインは殺された。リビアカダフィ大佐も殺された。
 そんな現実を見せつけられ、北朝鮮側も体制維持のための抑止力を持とうとしたのではないか。米国側だけの宣伝・報道をうのみにできない。
 しかしこれは、なるほど。報道特集「米朝を裏でつなぐ男」 👈必見です ペリー氏らが交渉していた頃の裏舞台がわかります。