各紙に、スティーブ・バノン米大統領上級顧問・首席戦略官がNSC入りし、トランプ大統領の入国制限などを主導していると報道している。それらを読むと、
バノン氏は、白人至上主義などを掲げる極右運動の中心人物。
政治も外交も経験ない極右的な人物が、米国の安全保障にかかわる内政、外剛、軍事問題を協議するNSCに入ったのは驚きだ。
しかも統合参謀議長や国家安全保障長官は参加できない、正副大統領、主要閣僚など限られた人物しか参加できないプリンシパル委員会にも参加できる。
トランプ氏の過激で拙速な行動には、バノン氏の影響があるとみられ、選挙戦の継続で政策実行が進められようとして、恐ろしい事態になりそうだ。
トランプ大統領のめちゃくちゃなやり方を見ていると、北朝鮮の金正恩にそっくりな気がしてくる。民主主義って、一歩間違うと独裁的な人物を作り出す事もあるなー。