歴史的な南北会談は、北東アジアの平和構築への新し流れとして始まったばかり。過去を振り返ってみても困難はつきもの。冷ややかに見るもよし、平和への流れに期待するもよし。
私としては、粘り強く平和への流れを押しする立場です。
先月あたりまで罵り合っていたトランプ大統領と金委員長。そして文大統領、それぞれ一歩踏み出し、対話の流れをつくりだしました。
その中で文大統領が果たした役割は、極めて大きい。平昌オリンピックに北朝鮮を参加させ、南北会談を経て、米朝会談まで持っていこうとしている。
文大統領は、金委員長との会談の中味を持ってトランプ大統領と会談し、米朝会談の後に平安に行き再び金委員長と会談するつもり。
当然と言えば当然でしょう。軍事対決となれば、北朝鮮と韓国は、取り返しのつかない被害を受ける戦争当事者だから。米国は、地球の裏側でまず安全。
日本政府、自主外交は全くない。安倍首相は、拉致問題の解決を文大統領やトランプ大統領に頼み、自らは汗をかかず全く動かない。置いてけぼり。
小泉さんは、自ら北朝鮮に乗り込んで金正恩委員長と会談し、拉致被害者を帰国させた。
圧力一辺倒で、対話を拒否してきたから。拉致問題は、もっぱら政権の支持率向上に利用するばかり。米国ですら、裏では対話を探っていて、対話での解決で道を拓こうとしているのに。
文在寅(ムン・ジェイン)朝鮮戦争の戦火から逃れ貧しい生い立ち、民主化運動のデモで催涙弾を受けたり逮捕・投獄の経験もある。光州事件に関連し予備検束で逮捕され、司法試験合格通知書は拘置所で受け取った市民運動、弁護士活動〜政治家〜弁護士〜政治家…。ウイキペディアをご覧下さい。面白い経歴です。
まっ、安倍首相と大違いです。
でも、そんな政治家を選挙で生み出したのは、それぞれそこの主権者です。