サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

熊本地震-避難所の食生活の改善を

 表は、熊本地震から一ヶ月近くたった頃、避難所の食事です(熊本市東区資料)。

 168ヵ所あった避難所を拠点18ヵ所に集約する方針で動いた熊本市
 被災者の思いに添わなかったため、やむなく拠点避難所を増やし、拠点以外の避難所も継続することになりました。82ヵ所です。しかし食事などの改善はされていません。
 特に昼がヒドイ。おにぎりにカップ麺が多い。これでは栄養面でも心配です。
 しかし拠点以外は食事なしも多く、さらに問題です。
 日本共産党では繰り返し避難所の改善も申し入れたり国会で質問したり努力してきました。
 なかなか改善されないために、今日また、内閣府から熊本県に通達が出されました。下のペーパーのとおりです。


 4月の15日、最初の地震がきた翌日に内閣府は、県に対し、避難所のあり方についての通達を出しています
 4〜5日前に、中央区のT小学校の避難所の人から聞いた伝聞です。
 「食事がないので自前で買っているが夕食と一緒に買った朝食の食物が翌日悪くなっていて捨てた。冷蔵庫がほしい。食事が出ないが学校には段ボール箱で備蓄してある。それを出してほしいと言っても出してくれない。体育館に避難しているが毎日、部活があり騒がしくとてもいられない。雨の日も晴れの日もあり夕食は廊下で食べている。18:30分までは体育館に入れない。大江公民館や水前寺体育館に行ってほしいと言われたが便利が悪く家の近くで避難したい。(片付けにも帰れるので)どちらにも入れず、あきらめて自宅に帰った人もいる。トイレも紙をはずしてあり、使いずらい。我慢している。暑くなると扇風機も必要。以上、市役所の係員、校長、自治会長と何度も話し合っているが改善されない
 どうも熊本市は、政令市を誇っているのに、都市の規模にあった仕事ができていないようです。職員は休みなしでたいへんだと思いますが、どうもトップ以下の目線が災害弱者に向いていないようです。
 避難者数が19日発表で熊本市は2794人、全県で9825人となっている。実際には、避難所を出ざるを得なかったひと、車中生活、壊れた自宅や庭先テントなど、行政がつかんでいなし避難者が多数いる。 避難者が1万人を割り込んだ、というような報道は、収束感の誤解を与えるだけで、災害弱者の実態にあっていない。
  https://www.youtube.com/watch?v=6izsY4UrTVY:Movie
 4月15日の避難所にたいする内閣府の通達↓