サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

エッ? このビラ何党?

 
 今日、もらった選挙ビラです。
 他党にビラにケチをつけるわけではありませんが、政党とは何か?を考える上で、非常に参考になりますので紹介したいと思います。
 オモテ面は、「自公連立で景気回復、この道しかない」「いまこそ低減税率実現へ」、なので、どうも公明党のビラの感じです。
 ウラ面の右半分は、公明党の比例候補と政策が書いてあります。
 で、右半分は、自民党の野田候補の写真とスローガンが書いてあります。
 そして「政党用ビラ 2区−4 熊本県選管」のシールが貼ってあります。
 小選挙区届出政党用のビラなので、小選挙区に出ていない公明党のビラではありません。
 自民党の野田候補の政党用ビラです。
 しかし自民党の選挙用の政党ビラで、連立相手とは言え、比例で自民党の競争相手になる公明党の宣伝をしています。しかもご丁寧に、「比例の投票は『公明』などと政党名を書きます」とあります。
 これ?いったいなんでしょう? 公明党の票がそれほどほしいようにも思えないのに…不思議。しかも、頒布責任者が書いていないのは問題で、連絡先も書いていない。
. 
 実は、野田候補は以前、自民党を離れ小沢一郎氏と自由党を結成していました。
 行き詰まって自民党に戻る時には、2区には林田氏がいた。そこで比例と小選挙区に交互に立候補するコスタリカ方式をとった。しかし今回も野田氏は、小選挙区立候補に固執し、あおりを食った林田氏は、比例に回らずを得なかった。しかも順位は上位ではない。
 林田氏としては、自民比例を積んで当選したいところなのに、2区の野田候補が比例は公明党をへ、と他党への投票を呼びかけるのですから、たまらないでしょう。
 自民党って、非情な世界ですね。野田候補はこの際、野党よりも、身内の政治家つぶしておきたいというのでしょう。そうとしか考えられません。
 強いものがますます強くなる小選挙区の矛盾が、ここにも現れています。
政策や公約以前に、政党のあり方として、いかがなものでしょうか?
 
.
 対する、日本共産党女性候補ひろせゆみさん。
 それはそれは、さわやかです。くらしの視点、子育て、女性の視点は、日ごろの市民の思いと同じです。