サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

名張毒ぶどう酒事件 「約束」



 昨日観に行った映画「約束」。
突然ですが、今日は私(純子)が書かせてもらいます。
 この名張毒ぶどう酒事件については知ってはいましたが、観終わってなんとも言えない腹立たしさ、悔しさ…がこみ上げてきました。
一体日本という国はどうなっているのか。
正義、正直、真理が通用しないこの国。激しい怒りがこみ上げて来ました。
あんなにはっきりした新しい証拠を提出して、再審を求めても棄却される。無実の罪で半世紀。私には奥西さんの気持ちをとても想像できない。本当になんのために生きて来たのか。無罪判決が出ても誰も償えない。
映画の中で 「裁判官」「鑑定をした学者」が出てきた。彼らの心に問いたい。今でもその決定に心の痛みはないのか。
 デモ、そんななか彼を支える多くの人がいる。「日本国民救援会」の人たちだ。証拠を導くためにカンパを集め、拘置所を訪問し彼を支える。
今、奥西さんは、病気とたたかながら再審開始、そして無罪判決を待っています。
今までも多くの冤罪事件が有り、無罪を勝ち取った事件がいくつかあります。そんな時はそれまで関わった「裁判官を裁く裁判」が必要だと思います。
無実の人をさんざん苦しめておいて、決定を下した裁判官はのうのうとしていて何のおとがめもなし。こんな事が許されるのは、ホントにおかしい。そういう制度があれば裁判官だって、もっと真剣に結論を出すのでは… 
 映画をまだ観に行ってない方。今週の金曜日までだそうです。一日2回しかありませんので、時間を確認してお出かけください。是非多くの人に観ていただきたい。
 それにしても「国民救援会」ってすごい組織ですよね。多くの冤罪事件を支援しています。彼らにとっておおきな心の支えだと思います。もっともっと大きな組織にしなくては。 そして、国民救援会に入っていられない方は、「ぜひご入会を!」 コモンで佐藤さんが待ってまーす。

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映画−約束   予告編  
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