サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

春の里海

 天草、昨日のつづきです。
 里山に春がくるように、里海にも春がやってきています。
 春近しこの時期。苓北町坂瀬川の和田の海岸に降りてみると、“アオサ”摘んでいる奥さんがいました。(海の奥左は富岡半島、右は長崎)
 話かけると、「むかしにくらべて魚がおらんごとなった」「アオサば摘んで漁協にだしよる。少しはたしになる」など話してくれました。 緑色なのに、なぜ“青さ”?

 中学の頃この近所で、漁師の子どもらに連れられて、素潜りでアワビやサザエを獲った事があります。アワビは岩にくっついていますが、岩と殻の間に隙間があります。そこに先を薄くした鉄の棒を素早く差し込んで引っぱがしてとります。失敗するとアワビは岩に張り付いてしまい獲れません。
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 東京からやって来たという元少女、なにやらほじくっています。

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 学名?
 なんの貝でしょうか?
 怪獣ガメラの爪か何かに、
 似ています。
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 通詞島から見た海が青くキレイでした。奥は長崎です。イルカウオッチングを終えて漁船が港へ急ぎます。

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 岩に鳥、海鵜?か何かが休んでいました。

このあたりも海藻が減っているようです。海藻が減ると、海藻を食べるウニやアワビ、サザエが減り生態系にも影響がでます。富岡半島にはサンゴが北上しているようです。
 温暖化の影響が少しずつ天草にも現れているようです。
 里山と同じように、季節ごとに海にでて海藻や貝や魚を捕る。ありがたく、捕りすぎないように捕る、自然と人間の調和がとれるような、自然への人間のかかわり、大事と思いました。