サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

天敵がいなくなった右

  「朝日」の22日付に、「天敵がいなくなった右」の見出しで、右翼団体の「一水会顧問の鈴木邦男氏のインタビューが載っている。
  これが、なかなか面白い。
 安倍さんや石原さん橋下さんの勢いについての記者の質問に、
僕は危ないなあ、なんだかキナくさいなあという感じと持っています」と答え、
「右翼というのは社会の少数派として存在するから意味があるのであって、全体がそうなってしまうのはまずい」
「国家が思想を持つとロクなことにならないですよ。必ず押し付けが始まりますから」と答えている。
 右翼さんなのに、右翼っぽくない。
 また、「軸が右に大きく動いている状況下で、石原さんが多数派の親分になる事に対しては違和を覚えるというか、危うさが先に立つ感じがします」と言っている。この人、ホントに右翼さん?と思ってしまう。
 小選挙区制が政治全体の保守化、保身化を後押ししている」とか、「今は政治が『大声コンテスト』化している」など語っているが、まったくそのとおりと思う。
 憲法について、「憲法は本来、政治家を縛るものなのに、政治家が国民を縛る憲法になってしまう危険がある。自由のない自主憲法よりは、自由のある占領憲法の方がまだいい」アメリカから押し付けられあ憲法よりを変えようと頑張った結果、よりアメリカに従属するなんて笑えない冗談です」と語っている。右翼さんにも、おもしろい人いる。
 こんな右翼さんがいるとは知りませんでした。立憲政治の事も米国との現実も、よく理解されいて、左翼系の右翼さんなのか、見直しました。世界は、ひろいと思いました。