消費税増税、TPP推進の5紙5局が一致している中で、珍しく不一致なのが原発問題です。5紙とも同じだったが、朝日、毎日は、311以降、脱原発にとりあえず変わった。
野田民主党政権が「冷温停止『状態』」という新しい言葉をつくって、事故終結を宣言した。
本来、冷温停止とは、原発の専門用語で、核燃料が原子炉圧力容器内にとどまっており、安定した冷却ができる状態を言うわけでしょう。事故が収束して解決に向かうことができること。
だいたい融けた核燃料が圧力容器をスルーして、どこにあるのか確かめられない。この時点で冷温停止なる言葉は使えない。
地下水がコンクリの割れ目から、毎日、何トンも流れ込んで汚染水を増やしているなら、外にもでているはずでしょう。
放射能が地下にどんどん漏れている状態で、事故の収束もなにもあったものじゃない。
財界筋、アメリカ筋は、菅をおろした甲斐があったと思っているだろう。原発輸出をしたい。
さて、新聞の各社説は以下のとおりです。テレビも報道しています。外国も様々報道しています。
多様な報道を見聞きして、メディア・リテラシーを高め、あなたの認識を再構築してください。
各紙の社説↓
読売―「事故収束」宣言 完全封じ込めへ全力を挙げよ
サンケイ―冷温停止状態 長期戦への覚悟を新たに
朝日―原発事故―「収束」宣言は早すぎる
毎日―社説:冷温停止宣言 収束の正念場これから