サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「風評被害に近い」⇒九電社長が原発稼動へ暴言

 「車検を済ませた車に乗るなと言われているようなもの」「車検を控えた車は動いているのに」「エモーショナルな一面が生み出した、『風評被害に近い』と⇒昨日、熊本出身の九電の松尾会長が新聞のインタビュー答えた。
 地震がこようが津波がこようが安全でなければならない原発。国が「原発車検」を安易に通した。東電が福島原発を運転して大事故、未だに被害が拡大中だ。いざと言う時にブレーキの効かない原発、国は「安全」宣言をする検査官の資格は全くない。
 稼動中の玄海原発1号機は36年も動いていて、専門家から老朽原発として危険性が指摘されている。炉心の圧力容器がモロクなっているようだ。
 ガラスのコップに熱いお湯を入れると割れる。逆に、鋼鉄製でも熱い(300℃)圧力容器を急に冷やすと脆くなって、150気圧の高圧で壊れ爆発するかもしれない警告されている。熱いところからどこまで冷えたら壊れるのか?が問題。
 検査では、運転開始の76年は35℃まで冷えないと脆くはならかったようだが、長い中性子線(放射線)の影響で、09年は98℃で脆くなるまで老朽化したようだ。地震や運転ミス、機械の故障でも、事故があった場合、急激に圧力容器内の核燃料を冷やさなければならない。300℃⇒100℃ぐらいまで冷やしちゃったらヒビ入って爆発するしれない?どうする?
 松雄社長は、早く稼動させないと1日6億円も損する、と、運転再開の理由を言っているようだが冗談じゃない。いま福島で起きている被害は1日6億円じゃとてもすまない。ケタが違うし、カネには代えられない被害だ。
 もし圧力容器が爆発したら、放射能が全部吐き出されてしまい、九州は人が住めなくなるだろうし、朝鮮半島、中国まで被害は及ぶだろう。
 九州のみなさん、佐賀県玄海地域の問題だけではありません。九州の再稼動⇒日本中の再稼動⇒の「安全神話」の怪物が動きはじめました。 原発再開の批判の矢面は海江田大臣。指示した菅総理は表にでない。あれだけ菅やめろを言っていた自民党民主党の一部も何も批判しない。根本が原発推進政党。メディアの指摘も批判もなし。ここも原発推進
 私たちが声をあげて主要メディアと政治を動かすしかない。