先日、「原発を廃炉に!九州原発差止め訴訟」の学習会があり参加してきました。
板井優弁護士らの話は壮大で、これが実現すれば“日本も変わる”と確信が持てるものでした。
まず、被害を全面に示すことが大事と。福島原発事故が玄海原発と川内原発で起こったらどんな被害が出るかの被害予想図をつくる。
これは福島原発事故のセシウムの汚染マップはできているのでこれを玄海地点と川内地点に当てはめる。
季節による風向きもいくつかシュミレーションもできるでしょう。事故になったら、実際に住民に被害が出るので、各自治体で九電と交渉する。
事故が起きれば、狭い九州で都市部も避難地域になり、行政も産業も機能不全になり住民も移転を余儀なくされる。
金持ちも貧乏人も、原子力村の政治家も官僚も御用学者もメディアも同じく被害を受け莫大な損失となる。健康や人命にかかわる。その点で誰でも訴訟に参加し、原発廃炉を求める事ができる。
会場から、「勝てるでしょうか?勝率は?」との質問が出されました。
板井弁護士は、「大事なことは本気になるかどうか」「勝たなければならない、どうしたら勝てるか良く考える」「そして勝とう」と言われ、「新しい団結の方向をとらないと勝てない」とも言われました。
たしかに放射能の降り方しだいで、その地域に関係ある人がすべて被害を受け、経済活動も生活もできないと考えると、すべての人が立ち上がるしかない。
それは日本の全地域にかかわり、それこそ数万、十数万人の裁判になり、日本歴史を変える壮大な運動になる。またしなければならないと思う。私も妻も原告になりました。
熊本中央法律事務所→原発なくそう訴訟