松尾の坂で大小さまざまなマツタケをとった記憶がります。その中で、とれずにあきらめての帰り際、山道の側は谷、右側のヘゴの間をひょいと見る、「ひらけ」(かさの開いたマツタケ）が２本か３本か見つけたことがありました。たしか小５の頃で、２本は、あまり嫌いではなかった担任の先生に、朝から持っていった記憶があります。先生は、家族と朝食中で、びっくりしていたようです。
松尾の坂には、畑道、山道を通って約３０分。学校の遠足でもよくいったところでした。行きがけには、いつも木に登ってアケビを食べながら。アケビはタネが多いが甘くておいしい。しかし、皮は苦い。当時の子どものおやつは、自然調達以外にありませんでした。特に我が家は。
