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実家に帰る途中の通島が見える高台の風景が好きで、時々立ちよるところ。
海や島原はかすんでいてイマイチだっだけど、それまでは気づかなかったハゼノキがあり、たくさんの実をつけていた。
鳥が食べ、漆になり、ロウソクにもなる。懐かしかった。
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母の姉が亡くなり葬式に行ってきた。９６才だった。とても優しいおばさんだった。
実家の山手には炭鉱があり、そこで働いていたおばさんの夫さんは、塵肺かなにかの労働災害で亡くなった。
一家の大黒柱を失い苦労しただろう。冥福を祈りたい。
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家に帰った。
母は寝入りかけていたが、体を揺すって起こした。
元気そうだった。94才。長女に２番目の女の子が生まれたと伝えた。
