先日、実家に帰った時、近くのお宮に行きました。
以前にも見ていましたがそこに「帰魂碑」がありました。
正面には、15人の名前が刻まれてありました。
近所の人らしい、聞きおぼえのある名字ばかりです。
ほとんどが20才代。
ここ苓北町の坂瀬川の木場は、わずか4〜50世帯の山あいの集落です。
こんなところから、見知らぬ東南アジアや中国などの戦場に行って帰ってこなかった。
戦地で、どんな死に方をしたのか… 相手や現地の人も死に追いやった… 本当に悲しい事です。
私のおばさんにあたる人も、結婚後すぐ夫が戦争に駆り出され帰ってこなかった。あとずっと一人でした。
まさに碑文のとおり、まさに、
「帰らざる15人の兵ありき、静かな里の大きな嘆き」です。
この碑に「二度と戦争はしません」と書き加えたい。実行したい。
再び、殺し殺される事がないようにしなければならない。
憲法9条の明文を変えたり、集団的自衛権を認める「解釈改憲」を行えば、上記のような悲しい事が起きます。
みなさんのふるさとにも、そんな悲しい碑があると思います。