サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

カメジロー

f:id:adayasu:20191030220704j:plain:w390:left 映画『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』を見てきました。
 瀬長亀次郎は、理不尽が許せず、米軍、日本政府と勇気をもって平和な沖縄のために対抗し続けた人。
 沖縄の住民から愛され、沖縄と愛しつづけた人。やせた姿はベトナムホーチミンを思いおこさせる。(写真:ウイキペディア)
 ただ、ギモンを感じる事もある。
 瀬長亀次郎が率いた沖縄人民党は1973年に日本共産党と合流した。以後、瀬長は日本共産党衆院議員として1986年まで務めたし、日本共産党の副委員長として活躍した。
 本人が生きているとしたら、その事に全く触れない映画を喜ぶだろうか?
 同じような事は他にもある。いわさきちひろ。彼女も日本共産党員だったが彼女の演劇でも番組でも、その事は全く出てこない。最近あった芝居でも夫の松本善明共産党衆議院議員だったが、橋本善明に変えてあった。これをいわさきちひろ松本善明が許すだろうか?
 なぜ事実に触れずさけるのか? 不思議でならない。
 別に共産党の宣伝をしなさいというわけではない。ただ、事実に触れるだけで十分だ。
 日本共産党への偏見、差別性が、平和や民主主義や文化をテーマとする作品にさえ、抜けがたく現れていると感じる。これら後進性の深刻さはぬぐいがたい。

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