日本人はなぜ、「お上」に弱いのか とのタイトルにひかれて買ってしまった。(高文研・安川寿之介著)
著者は、日本人が「お上」の弱いのは、福澤諭吉と丸山眞男の思想的な流れがあるとする。
福澤諭吉といえば1万円札に使われている人。
学校でも習った「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」と言ったとされ、人々の平等を語った人。
しかし「学問のスゝメ」では「天は人の上に~~ と言えり」と書かれており、アメリカの独立宣言の一部を福澤諭吉が意訳したらしい。
著者の安川氏によれば、後年の福澤は帝国主義時代に西洋と肩を並べるために、「国のためには財を失ふのみならず、一命をもなげうちて惜しむに足らない」とし、「報国心」と排外主義に陥ったと批判する。(写真:ウィキペディアより)
- 作者: 安川寿之輔
- 出版社/メーカー: 高文研
- 発売日: 2019/08/06
- メディア: 単行本
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いろいろ書いてありますが、フムフムと思うところが多いです。
どうぞ興味ある方はごらんください。
これから何回かにわけて紹介することは、ややこしい福澤論、丸山論ではなく、戦争責任に関し、人々はどんな態度をとったのか? の紹介です。