今日は、熊本県平和委員会の総会がありました。
時間がなかったので記念講演だけ参加。
講師は、冨塚明長崎大准教授で「改造第8師団と9条改憲」がテーマ。
自衛隊、熊本の第八師団の変貌が良くわかる内容でした。
日本の米軍支配実態。米軍が目的を持って自衛隊をつくり、米軍が指揮権(密約)を持ち、いつでも指揮権が発動できるように、日ごろから、指揮所訓練、実動訓練・演習を行っている事。そのための法整備をすすめ、最後に憲法の歯止をなくそうとしていること。など。
いろいろ質問したい事もあったのですが、時間がなくて、残念。
聞きたかった事は、中国問題。
いわゆる「中国脅威」論はおいておいて、中国のアジア戦略、米国の戦略をどう評価するのか? 中国の大国化、覇権主義的傾向は、正確な分析が必要と思うので、そのあたりの評価を聞きたかった。軍拡競争は、ベースとして経済力と技術力の競争となる。中国が米国の経済力を抜く日もそう遠くない、ので。
日本は、米中のその狭間にあり、米国側の捨て石となる位置にあると思われる。香港、台湾への圧力は経済力を背景にますます強まっている。特に中国の圧力の下で台湾との武力紛争が起きる場合、日本は米側に先兵として使われる事になると思う。