安倍政権。公文書が、ない、廃棄、不明、あった、書き換え、改ざん… と、とめどもない。
ずさんというよりも、恣意的な文書管理だと言わなければならない。
社会では許されない事がなぜ?政府に許され、見過ごされるのか?
日本の政府・指導者は、歴史的にそんなクセが身についている。

- 作者: 辻田真佐憲
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/07/29
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占領された米軍には従属をし続け今に至るが、国民にはウソ偽りを押しつけ誤魔化してきた。
辻田真佐憲著の大本営発表を読み途中ですが、紹介し引用します。
その大きな転換点は、戦争中の大本営発表だろう。
大本営発表も米軍に勝っている時、少なくとも負けていない時は、ほぼ正確な発表だったようだ。しかし真珠湾の奇襲攻撃の成功においても、実は重大な偽りがあった。

真珠湾の攻撃には航空機だけでなく、特殊潜航艇による「特別攻撃隊」というのがあった。 潜水艦の母艦より発信した2人乗りの魚雷潜航艇5隻、9名が戦死し、「九軍神」として称えられた。
日本海軍は、特殊潜航艇が米戦艦を沈めたとウソをつき、「九軍神」は映画や紙芝居などで戦意高揚に利用された。
本来なら5隻で10人のはずが9人となったのは、羅針盤の故障で座礁し、1人が米軍の最初の捕虜になったからだ。しかし日本軍としては、捕虜は不名誉のこととされ隠された。↓NHK↓
しかし「九軍神」は生きている。日本国憲法下で「軍隊」ではない「自衛隊」が九軍神に対して、
↓これも視聴してください↓
10人のはずが9人と改ざん・隠蔽されてもすまされる。こんな積み重ねが今日の日本の「空気」をつくっているのかもしれない。その「空気」は、単なる雰囲気ではない。強力な圧搾空気として弱い立場のものを支配する。
ちなみに捕虜となった人は、戦後に釈放され、トヨタ自動車の管理職をつとめ81才まで人生を全うしている。
「特別攻撃隊」は、後の「神風特別攻撃隊」人間魚雷回天に引きつがれる事になる。