サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

中国GDP、あと10年で米国を抜く「米中もし…」④

 昨日の「読売」です。中国の経済見通しが書いてあり興味深く読ませてもらった。引用・紹介します。
 みなさん、中国について、どんな認識でしょうか?
   GDP米中逆転の観測
 「35年、中国は世界のGDPで(現状の2倍に当たる)30%のシェアを占める」「研究開発投資は、35年に世界全体の20〜25%のシェア占める」と、日本記者クラブでのべたのは、中国の習政権ブレーンの胡鞍鋼・精華大学国情研究院院長。
 また、中国のエコノミスト徐氏は、あと10年もしない27年頃には米中のGDPは逆転し、2030年には、米国のGDPは32兆ドル、中国は33兆ドルになると予測。(順調にいけば)
「中国は25年には、製造業大国から製造強国へと進化し、航空・宇宙、高速鉄道原子力発電などの分野で世界をリードする水準」と分析する。
   IMFが北京に移転?
 中国の経済成長が続いた場合、IMF国際通貨基金)の本部は10年後、ワシントンから北京に移っている可能性がある。IMFの協定は「本部は最大の出資国に置く」となっているからだ。
 この流れの中で、中国の軍事技術も大きく伸びるだろう。
 世界中に基地を置き、前方展開している米国の軍事負担はあまりにも大きい。
 横須賀を第7艦隊・空母を母港にして日本に多くの負担を求めながらも、米国の維持管理費はそれなりのものだ。
 かつての米ソ冷戦も、軍事的な経済負担にソ連が耐えきれなかった面も大きい。米国も同じ構造に直面するかもしれない。
 現在、冷戦期と違い、中国も米国も日本も経済的依存関係にあり、軍縮に向かえば、互いにハッピーになるハズだ。
 今の安倍政権のように、中国を仮想敵視ばかりしていては、先々大丈夫か?と心配になる。
 ま、戦前はあれほど「鬼畜米英」だった敵国アメリカに、負けたトタン一夜にして、手のひら返しとなり、滅私奉公が民主主義にかわり、憧れと従属に変わる日本だった。
 その時のトップさえ押さえられれば中国に従属するかもしれない、と歴史を正直に振り返れば納得する気もする。生きていれば、私は必死に抵抗する。
 もっとも中国は、高齢化の波、一党独裁の体制の矛盾が現れる可能性もあるようだ。そうかもしれない。
 でも世界は、争いの利益よりも、共同の互いの利益こそ必要としている。ですよね9条さん。