サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

奥田愛基 くまみん集会スピーチ

 今日は、手をつなごう2.27くまみん大集会でした。
 私、一日中、スーツ着ていて肩が凝った。
 集会場で、ヨチヨチ、ウロチョロする子どものかわいいこと。
 平和そのもの。
 テロも空爆もおきず、泣き叫ぶこともない日本、どうぞそのままに。
 それぞれの話がとても良かったを思います。
 集会全体、盛り上がりました。市民と野党と労組の共同は進んでいます。
 あとは、勝利への戦略、戦術の確立への知恵の出し合い、意思の統一、その効果的な実行です。
 参加者のみなさん、スタッフのみなさん、お疲れまさでした。
 初めての、不慣れな共同です。
 行き違い、思い込み、微妙な思い違い、
 いろいろあります。
 思いやり、配慮、熟慮、抑制、積極性、
 いろいろ必要でしょう。
 でも、
 安倍自公政権をたおし、安保法制を廃止し、立憲主義をとりもどす一点に比べれば、
 乗り越えられることでしょう。
.
 勝ちたかったら、乗り越えなけれなならない、高くは見える、こ超えてみれば、越えてみてしまった壁でしょう。
 座間宮さんが言っていたことで耳に残っている事は、共同、調整。
 勝利に向けて心ひとつ、がんばりましょう。



 あべ広美さんと奥田愛基さんのスピーチ動画をとりあえずご覧下さい。
 ほかの方のスピーチは後日に、すみません。
https://www.youtube.com/watch?v=Fbxaw1MiVmc&feature=youtu.be:Movie

奥田愛基さんのスピーチ

こんにちは。
実は、僕はこういうところでスピーチするのが、昨年の9月か10月ぶりです。

なにをやってたかっていうと、殺害予告とかいろんなことがあったりして、
学校に戻ったりで、たいへんでした。
正直ちょっと疲れて、学校も一か月くらいいけないっていうか
満員電車に乗るのがちょっと怖いというのもあったので・・。

安倍政権の安保法NO!とずっと言ってるんですけど、
なかなか「YES!」と言えることがない。
このさきどうなっていくのか、野党共闘も全然決まらない。
どうしようかな・・。
そんな中で一番初めに見つけた、僕の中の「YES!」という言葉が、あべひろみさんが出たことでした。
(拍手)
よかった!と思いました。

「デモで社会は変わらない」という人たちに対して、
哲学者の柄谷行人さんが「デモで社会は変わらないというが、デモをすることでデモができる社会になる」といいました。
実際昨年、そうなったと僕は思っています。

全国各地でデモを行った若者たちが、おかあさんたちがお父さんたちが、おじいちゃんやおばあちゃんの世代が、動いていました。

今年の夏は、こういいたいと思います。
「私たちは社会を変えることができる。選挙を通して、選挙ができる社会に変わることができる、変えることができる!」

僕はデモには参加したことはありましたけど、
選挙の応援することは、・・はじめてです。こうやって誰かを応援するのは、はじめてです。社会は変わっています。

できないことばっか言っててもしょうがないです。
できないことはできないからできないんです。
しかし、できることはできるから、できるんです。
できることをやっていきましょう

絶望に負けそうになる、って言葉をよく耳にします。
けれど、ある映画監督は、こういっていました。
バッドエンドというかグロテスクな映画を撮っていた方なんですけど、震災後、
結論をかなり希望的な映画にかえたんですね。
どうして変わったんですか?と聞かれて
「希望に負けました」
と言ったんですね。
社会なんてどうでもいいや、とか
やったって、どうしても変わらないとか、思っていたけれど、
「希望に負けました」。
愛なんてどうでもいいや、とか、助け合うってどうでもいいや、とか思ってた人が
希望に負けた、って言うんです。

負けっぱなしな人生かもしれないけど、
どうせ負けるなら
希望に負けたほうがいい!
戦争をするよりも、しないほうがいい!

これから先に、9月に派遣が予定されている南スーダン。こないだ難民キャンプで16人の人が亡くなりました。
ぜひ、YOUTUBEで検索してみてください。
その光景は、まさに戦争そのものです。

武器を持った国連の兵隊が、難民保護の名のもとに撃たなければならない。
私たちの国がそれをするべきか、しないべきか。
それは今回の選挙にかかっていると思います。

私はしたくありません。
自衛隊は軍隊ではありません。
自衛隊が行った行動の責任の主体は、自衛官個人にあります。
国家の名のもとにやった殺人のことを、自衛官個人におしつけるんですか?
国の責任としてやっていることを、「あなた個人の総合的な判断で撃ったんでしょう」、と
殺人罪で裁くんですか?
そのような、個人を大事にしない国に、未来はありません
保育園がなくて、働くことがままならない国に、未来はありません。
1人の人間がひとりの人間として生きて行ける社会に。

「自己責任」っていうんならば、
自己責任くらい、とれるような社会にしろよ!と
今は、その責任すら とれない社会になっている。
最低限、国がやるべきことをやれ!
社会がやるべきことをやれ!
そのために俺は、俺ができることをやります。

正直怖くて、学校行けなかったとき
ちょっと、若干、もうやめようかな、って思ったんすけど、
でも、またこうやってきています。

民主主義ってなんなの・・かな、っと いっつも思うんですけど、
今見えている光景が僕にとってはとても希望的です。
デモとはまた、違う局面に来ている。

民主主義の最前線がいま、ここにありますよ、きっと。
(大きな拍手)

「民主主義ってなんだ!」 「・・これだ!」
「民主主義ってなんだ!」「これだ!」
「民主主義ってなんだ!」「これだ!」
「民主主義ってなんだ!」「これだ!」

ありがとうございました!