サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「核兵器の運搬も法文上は排除していない」

 中谷防衛相が参院特別委で安保法案の後方支援をめぐり「核ミサイルの運搬も法文上は排除していない」と述べたそうだ。驚くべき発言であり法案だ。
 ほかにもクラスター爆弾劣化ウラン弾などの非人道兵器、生物兵器化学兵器などの大量破壊兵器もの輸送も可能という。
 もちろん非核三原則があるからやらないと言っているが、政策ならいくらでも変えうる。信用できない。 「核ミサイル運べる」報道ステーション
 そしてこれが納得できない。
 横畠内閣法制局長官が「憲法上、核兵器保有してはならないということではない」と述べた。確かに過去にもそんな法制局長官の答弁がありはした。
 誰か、憲法解釈として成り立つのかどうか、教えてほしい。
 核兵器が9条に言う戦力にあたらないなら合憲だろう。「必要最小限度の自衛のための実力」と言う基準なら、相手国の実力が高まれば、それに見合う必要最小限度が認められ、それ以下の実力しか持てない国とって日本は、大きな脅威となりうる。
 日本防衛のために使われる兵器としても、日本領域内での放射能を撒き散らし、将来に渡って汚染させることは許されず第13条の幸福追求権に合致しないはず。
 核兵器もピンキリあるとして、通常兵器並の威力で、放射線を出さず、環境にもほとんど影響しない、非人道的核兵器が開発されれば合憲だろう。しかしそれならば通常兵器で十分ことたりる。
 現状で通常兵器の弾丸として使用されている劣化ウラン弾は、破壊力は通常弾なみだが、環境汚染・遺伝子破壊の「核」放射線兵器として非人道兵器に分類されるべきだ。ならば、これは憲法に触れる気がする。
 今日はノーモアヒロシマの日