ちょっと時期がすぎてしまいましたが都知事選の結果について書いてみます。
ほぼ予想どおりの結果でした。
意外だったのは、田母氏の61万票の得票です。
失礼ながら、2〜30万がせいぜいと思っていました。
各紙は、「ネット保守が支持」「強さ共感 新勢力の兆し」「20代投票24% 2位」(朝日出口調査)「若者の保守志向も」「ネット右翼の逆襲」などの見出しを掲げています。
田母神氏は、極端な事を言いますので…、それに若者が共感し支持したとしたら、「未来は青年のもの」とも言いますので、日本の未来も心配になります。
やはり橋下市長や石原元都知事への支持は、強いものと思えるもの、頼れると思うものへの依存志向の強まりと思えます。激しい言葉、断定、でもそれは、ほとんど言葉だけで感じられるもの。
強さは、粘り強さもあれば、芯の強さもあれば、我慢強さあれば、長くつづけ強さもあるのですが。
「歴史の真実はわからないが、田母神氏のように考えれば誇りがもてる」(26才 男 会社員)
「ぶれやすい政治家が多い中、強さを感じた」(21才 女 学生)(いずれの朝日の引用)
若い人たち、「喜べない」真実よりも、違っててもいいから、誇りを誰かの強さに求めているように見えます。
それほど状況に閉塞感が漂っているのだろうし、苦しくて焦っていて、何かに飛びつきたいのだろう。「自由からの逃走」のように。
けど、事実や真実にこそ、解決方法があるのに…、若い人たち、どうすればそこにたどりつけるだろうか?
今回の都知事選結果も含めた若い人たちの傾向、もう少しまとまった分析を知りたい。何かあれば紹介して下さいマシ。