問い⑤スパイ天国?日本-どこの国のスパイが一番多い?
アメリカのボストンマラソンでの爆弾テロ。
いつ?どこで?「ドカン!」とやられるかわからないなんて恐ろしい事だ。
2人の犯人はイスラム系のロシア出身らしい。米国入国審査は厳しいので、彼らは入国してからテロリストになったのだろうが詳細はわからない。
どこの国でも、暗躍するスパイはビザの偽造やらの特殊な方法で秘密裏に潜入するのだろう。
日本は「スパイ天国」?だから、スパイ防止法=「秘密保全法」が必要だと、右翼的な政治家が騒いでいる。
確かに日本はスパイ天国かもしれない。
しかしどの国のスパイが一番多いかだろうか?。 おそらくそれはアメリカ、と言う事になるだろう。なにせ入国が簡単だから…です。
「地位協定入門」で前泊さんは、その秘密を明らかにしています。
米軍、又はその家族、又は軍属として、パスポートなしに米軍基地に入れる。
そしてそのまま、基地からゲートをくぐり、日本社会に入りこめる。
出る時も同じで、日本は米軍関係者に限り、出入国の管理ができないと説明する。
「日米地位協定」第九条2項⇒「合衆国軍隊の構成員は、旅券および査証(ビザ)に関する日本国法令の適用から除外される。合衆国軍隊の構成員および軍属ならびにそれらの家族は、外国人の登録および管理に関する日本国の法令から除外される」
日本政府は、米国人に限っていえば、国内に何人いるがつかんでいない。
CIAは、もちろん経済・産業関係のスパイも野放しだろう。エシュロンでの電波傍受の情報収集もある。
同盟国が相手だろうと、こんな従属的な国は世界にない。主権侵害も許すも甚だしい。
スパイ防止法=秘密保全法制定の狙いは、米国はもちろん他国のスパイではない。
日本国民が知るべき事を、国家の秘密として隠し、それを明らかにしようとすることが犯罪とされ「秘密保全法」違反で問われ逮捕される事になる。
「熊日」5/2付け「岐路の憲法」で、復刊した「ある北大生の受難」を紹介してある。
戦前、北大生が、だれもが知っている軍の飛行場の場所などを、同大学の米国人講師に話した事がスパイ行為と問われ、懲役12〜15年の判決を受けた事件だ。
私なんぞも、「健軍自衛隊(陸自西部方面隊)は、健軍商店街の先です」と外国人に話せば捕まる可能性がある。まさか…。でも、
自民党の改憲草案には、国防軍の「機密の保持」の条項がある。戦前の戻りたがっている自民・維新、可能性は十分だ。恐ろしや。