サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「原発なくそう」訴訟の原告に

 昨日、「原発なくそう!九州川内訴訟」の訴訟の勉強会がありまして、わたしも原告ですので参加してきました。
 最初に、福島原発事故の「国会事故調査報告書をめぐって」について、神谷杖治元氏(熊大理学部放射線物理学講座教員)が説明をされました。
 板井俊介弁護士が「九州川内訴訟の論点と意義」と題して、裁判の内容と意義について説明されました。裁判所への請求は(写真の訴状)
 ①九電は川内原発1、2号機を操業させてはならない。
  ②国は、川内原発1、2号機を操業させてはならない。
   ③九電と国は原告らに1人1万円支払え。
 いったん苛酷な事故が起きれば、電力会社も国も責任を取りきれない事が、福島原発事故で明らかになりました。
 しかも事故原発廃炉も、除染・復興も、補償も、未解決のままです。
 であれば、私たちが事故の不安に怯えて暮らさなければならない理由はありません。電気の代替はあるのに。
 これまでたくさんの原発訴訟があったのに、わずかに2件しか住民の勝訴はありません。裁判所は、ほとんど原発の合法を言い渡しました。
 福島原発の事故が引き起こしている現実に、裁判官が過去をふりかえっているでしょう。裁判官が裁判官としての良心に従う可能性を、私は信じたいと思いました。(まだ、だいぶ疑ってますが…)
 そのためには、裁判官に勇気が伴うにしても、素直に国民世論に寄り添うことができるよう、原発ゼロの運動を強めるべきだと思いました。
 放射能プルームは風まかせ。金持ちも貧乏人も選ばない。未来の人も選ばない。訴訟には、誰でも参加可能です。いや違いました。
 未来の子どもたちは参加できません。
 原発をなくしたいと思っているみなさん、ぜひ、原告になってください。
 むずかしくありません。玄海原発訴訟もあります。やがて始まる全国各地の訴訟に参加しましょう。

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 <北極海海氷情報>
 本日ついに、 3,947,500 km2となり、あっさり400万平方キロを割り込みました。
 30年ほどで夏の海氷面積が半分近くになり、この10年で1/3減りました。グラフの下降は、クラッシュへと向かう人類の未来を暗示しているようです。