サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

情報喪失の時代

 ビル・マッキベンという人が「情報喪失の時代」という本を書いている。まだ読んでいない。まる1日、テレビを見て過ごす1日と、丸1日、自然のなかで過ごす1日とを比べる実験を自分でおこなった、報告の本らしい。
 それで、自然ものの映画や番組は、かなり編集されれているらしい。それこそ「不自然」なつくりものらしい。私も自然物映画-「アース」は感動的に見た。
 テレビの1日は、何か珍しいことが起こっても、絶え間ない情報の流れに流され、たちまち忘れ去られ、均一化されてしまう。テレビは、30分ごとに頭をスッキリ切り替えてくれる事を期待し、人間の本来の時間が本来の形で進行することを退屈に思うようになっている、と語っている。次から次へと話題を提供し、一種、思考停止させる、また、それなりに時間を充実させる装置。自然の1日は、肉体を芯から満足させてくれるもの。山にいれば寒さ、湿気、風、暑さ、これらを経験したあとの快適さは単なる快適さではない。本当の満足や喜びを感じると語っている。