サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

地方政治とポピュリズム


 熊日9日付けの「論考」「ポピュリズム気をつけろ」「まずは地方議会改革から」の中島北海道大学准教授の論文は、まさに「そのとおり!」です。自民党政治に裏切られ、自民党政治を壊して変えてくれると自民党に期待し小泉自民党にくらしをメチャクチャにされ、政権交代さえ起これば…と民主党に期待しては裏切られ、経済も行き詰まり閉塞感でイライラを募らせる国民。こんな時、やたらと強いリーダーを欲しがるのは歴史が証明している。
 2者択一の単純化、その繰り返しの刷り込み、敵(抵抗勢力)をつくりバッシングする。個の確立が欧米に比べ薄弱な日本人は、古来、強いリーダー依存症になる。リーダーや教祖や王に委ねて自らが考え打開する、そのために力を合わせることにあまり目覚めていない。
 橋下大阪知事、河村名古屋知事はタレント出身、テレビ出演が多い。おそらくテレビなしでは知事になれなかっただろうし、今のようなやり方はできない。テレビは視聴率が、出演者の、局員の収入に直結する世界。国民に知る権利に応える社会的責任よりも、国民の監視がなければ、視聴率利潤追求にはしる。ある意味、過激なこと、話題性、ヒーロー作りと落ち目ヒーローのバッシングで注意を引く事が第一になる。
 定数削減ばかり主張するが、はるかに金を食っている政党助成金の政党・議員特権は追及されないのはなぜなのか?。熊本市議会でも県議会でも、共産党以外なんでも賛成・オール与党状態は、あまり問題にならないのか?。知事や市長に賛成ばかりで問題点をチェックしない議員は、議会の存在意義にかかわる問題、なぜ厳しい報道がされないのか?なぜ、日常化しているただ働きの企業犯罪を追及する報道は皆無なのか?なぜ、弱いもの同士を叩き合いさせ、強いもの、金持ちは枠外なのか?