サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

雇用・能力開発機構の予算半減・人員23%削減に問題あり!

 いま雇用の確保、再就職のための技術習得は非常に大事な国の仕事です。それをやっている西合志須屋の「雇用・能力開発機構熊本センター」を松岡徹副委員長、濱元合志市議と訪れ話を聞いた。

 失業した人などが、6ヶ月の技能研修をうける。応募は1・5倍あり、定員を2割増しで受け入れている。各種の溶接、旋盤、電気配線、ビル設備、木材加工など、若い人や年配の人、女性も一生懸命、技術習得に励んでいた。就職率は8割りを超すらしく非常に重要な役割を果たしている。 
 ところがこれが来年から国⇒県に移管するらしい。去年の「事業仕分け」で、「雇用・能力開発機構の事業」が「予算半減、人員25%削減」を決められたためだ。移管された県も予算がないから運営は厳しくなる。
 なんちゅーこつば、すっとかい、民主党は。でけんバイたー」(熊本弁)。
 政党助成金も米軍への思いやり予算も官房機密費も事業仕分けから除外しながら、雇用につながる大事な技術習得を切り捨てるなんて本末転倒。5月の政府交渉でしっかり要求してこなくては…。こんな事では、民主党もそのうち「政権仕分け」されるだろう。メディアも「事業仕分け劇場」でなく、こんなことしっかり知らせないと社会的責任が果たせない。