正式には、なんという花か知りませんが、天草では「ツア」と言っています。
実家のガケから捕っきましたが、うまく根付いてくれました。
花の後の綿帽子がまたキレイです。
春先にでる芽を採ってキンピラにして食べます。これが美味しい。来年、楽しみ。
庭でとれたカライモ。なんという赤でしょう。
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未来への大分岐②
「未来への分岐」の続きです。
面倒くさいところは、飛ばしながら読んだ。
ポールメイソンという経済学者と斎藤幸平教授の対談の中の一つに、第5章 資本主義では環境危機を乗り越えられない、という項目あり、私に関心にピタリ。
ただ、マルクス主義者としての思いからか、利潤追求の資本主義では地球環境の危機は克服できないので社会主義でなければならないとの考えがにじみ出ているように思われる。
斎藤氏は、環境思想によるマルクス主義の批判を、「生産力を発展させて人間中心の自由を実現する理念を肯定すれば、自然の限界を否定して、人間が自然を支配する思想に転化しかねない」と紹介している。私も同感だった。
マルクスの社会主義への移行について、「生産手段の社会化(社会的所有)」で、生産力が飛躍できる(公平な分配、労総時間の短縮の実現)とあるからだ。
今、マルクス主義者が考えるべきは、マルクスが生きているとしたら、今の世界について、どんな研究をし、どんな解決策、提案をするだろうか?と言う事だろう。そんな理論発展を望みたい。
この点で私は、人類が直面している温暖化危機の原因は、生産とともに、廃棄(CO2など)こそ重大になってきていて、生産・流通・消費・廃棄に至る全過程の変更が必要であること。そして依存している地球システムと生態系に、負荷をかけない範囲に人類の全活動を制限する社会へ急速に移行しないと破局は免れないと考えていて…。
その時間は10年~30年ほどの猶予しかないと。
なので危機を回避できるなら、間に合うのであれば、資本主義的な在り方だろうと、社会主義的なやり方だろうと構わない、それほど事態は切迫していると考えている。
斎藤氏は「気候変動が突き付けているのは、これまでの資本主義のもとでの大量生産・大量消費といったあり方を反省し、利潤だけを追い求めるのではない社会を実現する必要性です」「途上国、新興国で、人々がより大きな困難に直面しているわけですから、これまでの帝国主義を乗り越えて、気候正義を実現しなくてはなりません」と主張する。そのとおりと思う。
そして打開策としてアメリカで議論されている「グリーンニューディール」が期待されているる。しかしこれも資本主義化の利潤追求型、新自由主義型の「グリーンニューディール」にならないためには、社会運動との接合が重要を説いている。これもその通りだと思う。
下からの社会主義的な資本主義の強力な規制で危機を緊急に回避するしかないと考える。
気候危機プレゼン
今日は、「平和が一番!東区の会」の例会があり、わたくしめがお話しすることになりました。
気候危機の問題について、グレタさんが国連演説で何を言っているのか?を中心に、
グレタさんが訴えた地球温暖化のティッピングポイント、温暖化の連鎖反応について話ました。
温暖化問題のプレゼンは初めてでしたが、一応うまく行きました。
どなたかプレゼンを見てみたいという人がいらっしゃればご連絡を。出かけていきます。
未来への大分岐
「ホモ・デウス」(上)もまだ読み終えていないのに、寄り道で「未来への大分岐」を読んでいます。
最初の方は面白くなかったけど、3章の「コモンから始まる新たな民主主義」は面白かった。
この時期、私はマルクス主義の発展のありようには強い関心がある。
「生産手段」の「社会的所有」については、論理としては納得していたが、実際の管理や運営については、ソ連のように国家ではだめなので、どうなるのかなー?とぼんやりしていた。
だが、著者の一人、マイケル・ハート氏は斎藤幸平氏との対談で「コモン」という考え方を示してきた。
所有でなく、「使用の権利」、地球や生態系からの借用という考え方のようだ。
「コモン」の概念も、まだよくわらないが、気候危機・地球システムかく乱の大量絶滅期の進行を前にして、そんなあり方に人類社会は移行すべきではないか。
「生産手段」の「社会的所有」は、生態系や自然の「使用の権利」とし、未来へと回復・持続すべきものと…。
生産とともに、流通や使用(消費)、廃棄(生態系や地球システムへの還流・循環)も、母なる惑星・地球に依存する、現在から未来へと続く多様な生態系、その一部としての人類を一体的にとらえた、新しい人類社会の在り方へと移行すべきではないのか。
まだ、未整理です。もう少し勉強します。
資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐 (集英社新書)
- 作者: マルクス・ガブリエル,マイケル・ハート,ポール・メイソン,斎藤幸平
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カメジロー
映画『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』を見てきました。
瀬長亀次郎は、理不尽が許せず、米軍、日本政府と勇気をもって平和な沖縄のために対抗し続けた人。
沖縄の住民から愛され、沖縄と愛しつづけた人。やせた姿はベトナムのホーチミンを思いおこさせる。(写真:ウイキペディア)
ただ、ギモンを感じる事もある。
瀬長亀次郎が率いた沖縄人民党は1973年に日本共産党と合流した。以後、瀬長は日本共産党の衆院議員として1986年まで務めたし、日本共産党の副委員長として活躍した。
本人が生きているとしたら、その事に全く触れない映画を喜ぶだろうか?
同じような事は他にもある。いわさきちひろ。彼女も日本共産党員だったが彼女の演劇でも番組でも、その事は全く出てこない。最近あった芝居でも夫の松本善明は共産党の衆議院議員だったが、橋本善明に変えてあった。これをいわさきちひろと松本善明が許すだろうか?
なぜ事実に触れずさけるのか? 不思議でならない。
別に共産党の宣伝をしなさいというわけではない。ただ、事実に触れるだけで十分だ。
日本共産党への偏見、差別性が、平和や民主主義や文化をテーマとする作品にさえ、抜けがたく現れていると感じる。これら後進性の深刻さはぬぐいがたい。
高知知事選で野党共闘・統一候補
11月7日告示、24日投票の高知県知事選に野党統一予定候補として、日本共産党県常任委員の松本けんじ氏=無所属新=の擁立が決まったことは画期的なことです。
26日には、県内の全野党が「必勝をめざす協定書」に調印。
松本氏は、「ここでいっしょに生きよう。だれ一人取り残さない高知県政へ」政策を発表しました。
これまで知事選で共産党の人が野党の統一候補になることはありませんでした。
あまり報道がないので知られていないが、地方での野党共闘の前進は極めて大きい。
ここで自公を突破できれば、来る衆院選にむけて、政治を大きく変えることになるでしょう。
私も応援にでも、いきたいところ、
www.jcp.or.jp