サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

気候変動と環境危機-グレタ ④気候と暴力

 ひさしぶりに気候変動と環境危機-グレタの続きです。
 人々は暑くなると暴力的になるらしい。マーシャル・バークという科学者が言っているので本当だろう。
 室内温度をあげると、人はイライラし、暴力的になる事が実験で確かめられている。
 表は、アメリカの個人間暴力犯罪の増加、東アフリカでの集団的暴力の増加、熱帯域での内戦の増加などを示している。
.

.
 暑くなりイライラするだけでは済まなくなる。
 海面が上昇し、砂漠化になり、水がなくなり作物が育たなくなれば、人々は食べるために移動するしかない。
 移動しても、その地には他の人々が住んでいる。水や食べ物の分け与える余裕はないかもしれない。
 親としては、腹を空かせた子どもを食べさせるために、どうしようもない時には、罪も危険も覚悟で盗みぐらいはするだろう。
 気候変動の影響を真っ先に受けている地域の人たちの現状だ。争い、紛争は起こるべくして起こる。
.
 争いは起こしてほしくないが、もしもの時のために、世界中からせめて核兵器はなくしておこう。
 工業国が農山村国を収奪しなければ、あるいは過去の収奪を戻すなら争いは減るだろう。
.
 なにより気候危機を止めるため、争いではなく、協力こそすべきではないか。