サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

高校生ら気候スト

 高校生らが経産省前で学校ストライキを始めた。 「赤旗」4/3です。
 国連に提出するNDC=2030年までの温室高ガス削減目標の引き上げを求めている。
 勇気ある6人の高校生は、一般の大人より事態を認識しているようだ。学校で教えてもらえない気候危機の問題を自主的に学んだのだろう、日本政府に62%削減という高い目標を求めている。
 現在、日本が掲げているのは26%削減で極めて低い目標。しかも本来の基準年の2090年でなく、排出量が一番多かった2013年を基準にしての削減目標だ。
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 コロナへの対処は緊急を要するし、多くの人が関心があるのは当然だろう。
 しかし気候変動の問題も、惑星地球の生物種(人類も含め)にとって、致死率の高い肺炎にかかりかけて、発熱している状態だ。しかし、多くの人にそんな意識や自覚はない。
 だが今月、バイデン大統領が各国首脳と気候サミットを行うので、当然、報道もされ、少しは気候変動の問題も話題になるだろう。
 日本の国民の認識は、極めて遅れていて情けなくなる。まるでゆでガエル状態…。
   オッと、カエルに失礼だった。
 賢いサピエンスが、わかっていながら温暖化を止めない、加速する、これをなんと称すればいいのだろうか。
 「ゆで人間……」かなー。カエルは自分からはぬるま湯釜に飛び込まない。人間だけがぬるま湯に入って、自ら釜を焚きつづけている。釜は、大気、陸域、氷床、海洋に至る球形だ。
 高校生らは、4月いっぱい毎週金曜日にスタンディングをやるらしい。大きな拍手を送りたい。
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