今日の「赤旗」です。世界の平均気温が6月に続き7月も観測史上最高になりそうだ。
驚くのは、世界気候機関によれば、今年7月の平均気温は、産業革命前と比べて1・2度高くなったと推定しているようだ。
時間の問題だったパリ協定がめざす1・5の突破もあっという間にやってきて、限界と目されている2度未満の突破も私が生きているうちに来るかもしれない。
もちろんそうなれば、人間がどうジタバタしてもまにあわない。あわててCO2排出もゼロにしても、自然放出の扉を開いしまい、温暖化の加速は止まらず、5℃、6℃と進む可能性が高い。
フランス・パリで42・6℃を記録した熱波がグリーンランドの氷床を融かしているらしい。
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グーンランド氷床の融解が熱波の影響で加速
今年の夏のグリーンランドの気温は、熱波がやって来て例年に比べ10~15℃も高く、場所によっては23度を超えるところもあったそうだ。
2012年7月に相当規模の融解が起こったようだが、それに匹敵する事が起きる可能性が高い。今年は7年ぶりに北極海海氷の最小記録を更新するかもしれない。温暖化加速の悪循環がさらにすすむ。
世界の人々は、この問題の解決のため今こそ、あれこれの争いを一時中止し、「温暖化対策ファースト」で協力すべきだ。最大の安全保障の課題がそこにある。