まずい事に、今年のCO2の排出量は、昨年から2.7%増えて、371億トンになるようだ。(研究G)
CO2排出量 2.7%増の見通し 研究グループが発表-NHK
石炭火力発電に日本の金融機関が世界で最も融資
ドイツのNGOが、CO2排出が多い石炭火力発電に融資している金融機関を調査した。
驚くことに、1位は日本のみずほフィナンシャルグループで約1兆4500億円、2位は三菱UFJフィナンシャルグループで1兆1200億円、4位は三井住友銀行・SMBCグループで4800億円となっているそうだ。
恥ずべき結果だ。こんな事を許している経済界、安倍政権、そして国民・主権者。
世界では、ダイベストメントとして、石炭や化石燃料関係への投資から撤退しているというのに。過去ブログ・ダイベストメント 電力激変
環境配慮というより、経済的合理性、投資に見合う産業を選択しての結果だ。
日本は、危険な原発を「安全で安い」宣伝しながら過酷事故を起こした。それでも原発に固執しつづけ東芝のような破たんの危機に見舞われるだろう。
温暖化対策として原発を再稼働させながら、温暖化加速の石炭火発にも投資をする。古い古い「成功」体験から、目先の利益だけを追及する政府と経済界、黙認状態の多くの国民。責任は大きい。
温暖化のため毎年、豪雨災害が拡大しつづけ、残念ながら犠牲者は増えていくだろう。夏は猛暑が拡大し、海面上昇はつづき、水没しないためには際限のない高さへと堤防を造りつづける必要に迫られる。