サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

日大選手の謝罪会見と会見しない加計氏、昭恵氏

 日大のアメフト選手が危険なタックルをしたことについて、「顔を出さない謝罪はない」(代理人弁護士)として、本人自らが記者会見を行い率直に謝罪した。
 「相手選手に卑劣な行為でケガを負わせてしまった。事実を明らかにするのが償いの第一歩」と語り、「大きな被害と多大なるご迷惑をおかけしたことを謝罪したい」と頭を下げた。
 監督の指示だからと、言い逃れはできるが、20才の青年は、事実と自分の思いを率直に語り、誠実な人柄を印象づけた。「アメフト」を続ける権利はないと、アメフトをやめるようだが、残念極まりないことだ。
 今日の1面でトップに扱われたのが、安倍首相が加計氏と合った、と記述してある愛媛県の文書に対し、安倍首相が面会を否定した記事だ。
 これは、誰かがウソをついた事になる。安倍首相か、加計側か、愛媛県側のいずれかだだ。
 愛媛県には、架空の話を文書にする動機は全くない。しかし安倍首相と加計側には、行政をゆがめて不当に、獣医学部の建設と開学と税金流入を隠す動機が存在する。
 柳瀬氏や佐川氏の国会での証言の「刑事訴追のおそれがあり…」「記憶の限り…」答弁と比べて、20才のアメフト選手の謝罪会見は、国民がどこを何を見るべきかよーく示していると思う。
 さらに最悪の不誠実者は、問題の当事者である、加計氏、昭恵氏らだ。重大問題の当事者なのに、記者会見して説明すらしようとしない。ひたすら隠れたままだ。
 彼らが公の場で話をしない事、それをメディアがさせきれていない事、さらに、そこまでは国民が行動に立ち上がれていない事、これが一番の問題だろう。
 1年近くも不当に長期拘留され、やっと保釈されることになった、籠池夫妻が何をどう話すか、これまた誠実さが問われる。