冬よ、さようなら。という事で、今年の阿蘇の久木野の雪山写真です。
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昨日、南極条約の事を紹介しましたが、「北極条約」というのはないのでしょうか?
ないんですね。これは。
確かに南極と違い北極圏に領土を持つ国は、アイスランド、アメリカ合衆国、カナダ、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、ロシア連邦があり、人々が住んでいます。
それぞれの国が領土の主張を行い、地下資源や海洋資源をめぐって動きが活発です。
軍事的にも弾道ミサイル原潜が潜み、それを狙う攻撃型原潜も潜んでいます。
この際、南極と同じ極地と言うことで、各国とも一歩引いて、軍事利用の禁止、環境を守ることを優先する北極条約を結ぶべきではないでしょうか?
安全保障と言えば、今世紀の一番の脅威は、気候変動、地球環境問題です。各国の安全保障の利害はこの点で一致し、協力できるものです。
国境も国家も人為的なもの。大気も海洋も生物圏にも国境はなく、全てつながり循環して、その生態系の一部として人類も生存が許されています。
北極圏の温暖化がティッピングポイントを超えれば、勝てるはずのない気候変動・温暖化暴走との戦争に至ることになります。
過去の戦争は、現在からみて「過去の人はなんてバカな戦争をしたのか」ですむでしょう。 しかし温暖化・気候戦争は、現在の人々がしかけ、避ける事ができない被害は未来の人たちがこうむることになります。
いま急げば、間に合います。
と言い続けて数十年たちました。希望は実行が保障するもの。
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