「朝日」13日にクルーグマンのコラムが載っていて、なかなか面白いので引用し紹介したい。
トランプ氏の経済政策 まやかしぶりを報道せよ との見出しだ。
クルーグマンによれば、「米国経済は巨大で、雇われている人は1億4500万人にのぼり」、「雇用は常に揺れ動き」、「『会社都合』による平均的な一ヶ月間の離職者は150万人」、「解雇やレイオフされた米国人は、一日概算で7万5千人」だそうだ。
だからトランプ氏のツイッターにより、フォードがミシガン州で700人の雇用を決めたとされる報道は大げさな宣伝だとのべる。
そしてトランプ氏の経済政策は、億万長者に対する大幅減税、トランプ支持者に不可欠なものまで含む公共政策の削減と、述べる。
だから、ジャーナリズムが、「雇用を守ったとするトランプ氏の主張の根本的なまやかしのぶりを伝えず、その主張を繰り返し大きく取り上げるのは、ジャーナリズムの背信行為だ」と断言する。
確かにそのとうりだろう。「アメリカ第一主義」を唱えれば、これまで他国を優先してきたかのような宣伝になる。軍事、経済、政治、情報あらゆる面で、アメリカ第一主義をとってきた、正確な内実は、「富裕層ら1%の第一主義」だが。