悪いニュースが朝から流されている。人質になっている湯川さんが殺害されたらしいと。事実であれば残念で悲しい事だ。こんな残虐な行為は非難されてしかるべきだ。
ナイフで首を切断するシーンは残酷だろう。モザイクをかけているテレビの実際の映像は、とても見ることはできないものだろう。
空爆の映像も、同じくテレビで流れる。モニターで照準を合わせ、ミサイルや爆弾が飛んでいき爆発するシーンだ。
爆発で肉体が吹き飛ばされたり、焼かれたりするだろうがその映像を見ることはできない。 想像するしかないが、即死もあれば、数時間ものた打ち回ったあげく亡くなる場合もあるだろう。
それは戦闘員であれば覚悟の上かもしれないが、非戦闘員、女性や子どもだったらどうだろうか? 私たちはそれを想像しているだろうか?
暴力や殺戮に対して、どこかに帰属するうちに、帰属する側の論理と偏見にまみれていないだろうか?
安倍首相は、アメリカのように「対テロ戦争」に参加したいのかもしれない。実際にそんな法整備をしようしている。
後藤さんを拘束しているイスラム「国」の人たちは、大きな誤解をしている。後藤さんは、あなたたちの敵ではないし、武器も持たないし、日本政府とは距離をとっている。
あなたたちの見方ではないかもしれないが、あなたたちの地域の子どもや女性たちなど住民の味方ではあるはずだ。
日本人は70年前、一瞬のうちに数万人がなくなる原爆を受けたり、一晩で10万人が焼かれたりする空襲、他国を侵略してひどいことをした、加害と被害を体験した国だ。
「二度と戦争をしない」その誓いが「憲法・9条」として表された。後藤さんは、その憲法の思いから、紛争地域の子どもたちにより添う活動を続けてきたのだと思う。
憎むべきは後藤さんではないし、相手は違うところにいる。
そして日本の国民は、現在の安倍首相が進もうとしている事について、その実態を知り、正すべきではないかと思う。
憲法を変え、集団的自衛権のなで武力介入ができるようにしようとしている。またイスラエルなどに武器を売り込んだり共同開発し、暴力と憎しみの連鎖の物的保障を与え、それに加担しようとしている。
報道ステーションの古賀茂明さんのコメントは非常に参考になります。
動画→ 報道ステーション・古賀茂明氏「安倍さんのせいで、日本はアメリカやイギリスと同じような国だと思われつつある」