水俣病の解決のために今何が求められているか
水俣病訴訟弁護団事務局長の板井優氏が日本共産党の月刊誌「前衛」4月号に、上記のタイトルの論文を掲載されている。
水俣病問題に関心のある方はもちろん、様々な運動に参加されている方々に、ぜひ一読頂きたい内容だ。
一般に「公害」とされる水俣病だが、本当に「おおやけ」害だろうか?
「企業害」の犯罪だし、それをかばい続けた国家の犯罪だ。
誰が最初に「公害」などと名づけたのだろうか? おそらく加害者側の人だろう。
水俣病の公式確認(実態より遅れて)は1956年5月1日。私が生まれて4ヶ月後の事です。
公式発見の相当前から被害は発生していた。
水俣病問題は、私の年齢よりもかなり長いのに、未だに解決していない。これからも被害者切り捨てと、その国家犯罪を断罪し、償いをさせるたたかいはつづく。
企業は利益を追及し、国家はその企業を擁護する。そのため被害者・国民に犠牲を強いる構図が浮かび上がる。
それに立ち向かうには、「力ある正義」が必要だと板井氏は力説する。
あらゆる運動に通じる言葉。ぜひ、原発被害とのたたかいににも「正義を貫徹」させたいと思う。