サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「本当のことを伝えない」日本の新聞

 −「ニューヨーク・タイムス東京支局長のマーティン・ファクラーさんが書いた本を読み初めました。ちょこっと紹介。
 著者によると、アメリカの場合(おそらく多くの国でも)、新聞記者になる場合、地方の小さな新聞社からキャリアをつみ、実力をつけながらキャリアアップのために転職を重ね、いずれ影響力のある新聞社で記事を書く事を目指すらしい。
 医者や弁護士などの専門職のように、資格があれば転職するのは日本でもよくある事です。
 ところが日本、有名大学を卒業して入社すれば、一生安泰、転職なし、23才から60才まで、同じ新聞社に40年近くも勤めつづける。
 これではサラリーマン化して、ジャーナリストの意識が弱まるのは当然だろう。これも権力者が支配のためにつくった構造だ。
 明日は、記者さんのお給料について書きます。

「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書)

「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書)