サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

ブータン⑥ 幸せって何?

 ブータン人の貧困は23・2%(06年-世銀1日1ドル25セント未満の生活)とされるし、西欧の消費文化の影響もあるし、ゴミ問題もあるし、高い若者の失業率の問題もある。むずかしい面も多々あるようだ。しかし。
 「幸福立国ブータン」の著者-大橋照枝さんの、首都ティンプーの街頭インタビューを読むと、ブータン人の幸福感が見えてくる。
 質問で、●「最も楽しいときは?」⇒「ピクニックやアウトドア、自然の中で過ごす」などが多く、私これ大賛成。しかも自然の豊かさに、国のよさと誇りを持っている。
●「自由時間の過ごしかた?」や「幸福と感じるとき」⇒「家族と一緒にすごす。家族とテレビやビデオで映画をみる」などが多く、仕事のために家族の時間がバラバラにされている日本とは大違い、の実生活と幸福感です。
 ウチもなー、ほとんど、家族で一緒にメシ食えなかった期間が長かったし、子どもらに寂しい思いもさせたし、社会を変えるためとは言え、ンー??、悩みながらの矛盾ヤったネー。もう大きくなったから…。

 日本は、社会全体がますます、家族、職場、地域をバラバラにしつつあるなかで、本来の幸福感を失いつつある気がして、その再構築が求められていると思う。
 世界第2位の経済大国で格差と貧困の国ニッポン、幸福感こそ、歪められ、ものを買い買わされる(飼わされる)幸福感にすり変えられているのかもしれない。(只今、妻様が話しかけてもパソコンに向かって無言の私、不幸な時間)
 ウチの犬−レディひょん、「あなたは幸せ?」