サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

明日、水俣病公式確認54年、私も54才

 私が生まれて3カ月半後、水俣病の患者が水俣保健所に届けられた。明日が公式確認されてから54年。仁比そうへい参院議員、松岡とおる副委員長、野中、川上水俣市議らと、39歳の水俣病患者さんの話を聞いた。国が1969年で水俣病でないと線引きをする1年後の生まれの男性。お母さんも同席された。
 未熟児で生まれ、首のすわり、ハイハイ、歩きも遅れたようだ。胎児性もあるようだが子どものころ、三度三度、魚やカニを食べた。小2ごろ、押しピンの入ったくつをはいて遠足に、足から血が出ていたが、痛みがなくて分からなかったようだ。今でも体温計が「ピピッ」なっても聞こえないらしい。話を聞くうちに目薬をさされたが、目薬の先を目にあててしまし、目を赤くされた。距離感(視野狭窄)なのか、手の痺れなのかわからない。子どもの頃から親から「ぶちょか」(ぶきよう)と言われたがどんな気持ちだったろうか。事がわかった親はどんな思いだろう。
 結局、地域や年代での線引きがいかにおかしいかわかる。汚染された魚が残され、それをたくさん食べれば水俣病になるのは誰でも想像がつく。こんな人があとどれだけいるか分からない。本当のことが分からないで死んでいった人もいるだろう。その人たちが補償されなくい社会でいいのか、正義が問われる。鳩山首相水俣でなんと言うのか、現場でシッカリ聞いておこう。
 
仁比さんが、式典を前に記者会見を開いた。動画でごらん下さい。