サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

川辺川ダム反対団体の新春学習会に参加

 新春学習会はこの時期に、昨年の成果と今年1年の方向性について学習交流するもので、初めて参加。
 私もあいさつにたって、仁比参院議員のメッセージを紹介しながら、天草の出身であることから、海にとって川や山里は大切と話しました。特に八代海が閉鎖海域であるためダムを作らず、荒瀬ダムを撤去し、山も川も海も自然を再生して地域の経済も再生させることが重要と話ました。

 天草の路木ダムについても、必要な水はダムを作らずとも引けるし、漏水を止めることが先でもある。ダムによる川の汚れで羊角湾がダメになることが心配。
 民主、社民の国会議員も挨拶され、政権党の微妙な立場を反映した内容でした。


 
 学習会で私が学んだことは、
①昨年までの市民・住民団体と県民のたたかいが、川辺川ダムについては、一応の中止への方向へ大きな前進を遂げたこと。当初から終始一貫して反対してきた共産党としては感慨の思い。荒瀬ダムについては、県・国に中止や財政・技術支援などを求める運動を更に強めることが必要。

②今年から来年にかけて大事なことは、川辺川で言えば、ダムによらない治水対策、被害をこうむった五木村の振興を進めるための予算をつけさせること。ダムによらない河川整備計画の作成など。そうすればダムは完全に止まる。荒瀬ダム撤去について、国は支援をすべきだし、県は中止を表明すべき。そもそも耐用年数がきた時の撤去(新設)など費用を積み立てず、他に使ったことが問題で、作りっぱなし責任が問われる。

③川辺川ダム中止、荒瀬ダム撤去すすんで、五木村の振興、川と海の再生が進めば、全国のモデルにもなる。全国の膨大な中古ダムの耐用年数はやがてくる。

 というようなことを学びました。

(写真上:川辺川 下:球磨川河口と八代海、奥は天草)