今日の「毎日」熊本欄に、
熊本県知事選の争点③として、
薄い受益住民の関心 立野ダム建設 景観破壊に不安も の見出し。
鉄橋の上を走るトロッコ列車の写真(カラーならもっと良かった)は記事の全体を表しているようだ。
世界から訪れる観光地阿蘇、トロッコ列車の真横に巨大コンクリートのダムができれば、景観を損ない、イメージダウンは甚だしいだろう。
ダムが完成すれば、約1年間、試験湛水として水が貯められる。水没すれば、北向谷原始林の一部は水没し、動植物に大事な水辺の生態系が破壊される。
おそらく上流部は、火山灰など土砂で埋まるだろう。世界ジオパークに認定されながら、こんなことにダムを作れば、世界の笑いものになるだろうし、推進した自民党政府、推進知事を選んだ有権者も、問われれる事になるだろう。
記事を引用すれば「立野駅には、台湾や韓国、中国から連日数百人規模の旅行客が訪れている。車窓から見下ろす立野峡谷が見たくて再来訪する乗客もいるという」。
そして、県知事選の届け出順に、「河川改修もすすみ立野ダム不要」の寺内候補、「県民の安全のため必要」の蒲島候補、「住民の安全が向上する」幸山候補の考えを紹介している。