サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

福島原発−停電で冷却停止

  昨夜、福島第一原発で停電が起きて、使用済み燃料プールの冷却ができなくなったようだ。
 今日の夜のニュースでは、復旧しつつあり明日の朝までには終わる見込みと…。
 もしも冷却できない時間が数日つづくと水は煮えたぎって放射能混じりの蒸気が沸き立つ事になる。水がなくなればメルトダウンに立ち至り今回、復旧可能な停電だったからよかったものの、地震による使用済み燃料プールの倒壊や冷却水がもれてなくなればどうなったか。管元総理が懸念した、首都圏に住む人など4000万人の避難が現実になる
 しかも汚染水は溜まる一方で、三重水素トリチウム)と酸素が結合した半減期12.3年の重水は、水と同じ化学的性質のため分離が困難なため海に捨てようとしている。とんでもないことだ。
 これが事故の終息宣言した原発で起こることか。
 電気屋さんのくせに、配電盤の故障を起こすようでどうするの?と言いたい。
 これは次なる大事故への警告かもしれない。大飯原発は直ぐに停めるべきだ。再稼働はやめて廃炉へと急ぐべきだ。報告も3時間も送らせた。東電も政府も反省していない。
 しかし最も反省すべき事は、私たちが彼らに対して、徹底的な反省をさせきれていない事だ。